■その空気、何かおかしい
鬼嫁ちゃんと2人きりの夜。
テレビもついてへんし、子どもたちは部屋で遊んでる。
その中で、鬼嫁ちゃんはスマホをじーっと見たまま、何もしゃべらん。

・・・・・・。

あの…今日の晩ごはん、ありがとうな。おいしかったで!

・・・はーい。

(え、終わり?)
話しかけても、反応はそっけない。目も合わせてくれへん。
「なんか怒ってる…?」そんな気配だけが部屋に充満する。
でも、口では何も言ってこない。
それが“無言の圧”や。
思い当たる節といえば、昨日ちょっとした口喧嘩があったくらい。
夕飯のメニューに文句を言うたつもりはなかったけど、どうも引っかかったみたいや。
でも、もう引きずるほどでもないと思ってた。
それやのに、この空気感…なんなんや。
■既読スルーという名のメッセージ
翌日。

ごめん、今日の晩ごはん何か買って帰った方がええ?
LINE送っても…“既読”。でも返事なし。
夜になっても何の反応もなし。
その次の日も同じ。
鬼嫁ちゃんは子どもたちには普通に話しかけてるし、SNSでは楽しそうな投稿してる。

・・・・・え、俺だけ無視?
まるで“見えない存在”みたいな扱いやった。
さすがにこれは堪える。
■とーちゃんの心の声
「え、なんで?そこまで怒るようなことやった?」
心の中でぐるぐる考えるけど、
鬼嫁ちゃんが明確に怒ってる理由を言ってくれへんから、モヤモヤが膨らむだけや。
話しかけて火に油を注ぎたくないし、
謝っても「は?今さら何なん?」って返される未来が見える。

(なぁ…なんでそんなに怒ってんの?って聞きたいけど聞けへん…)
心の中で叫んでるのに、部屋の空気は変わらん。
■シン・ツヨシ、登場
その時や。

とーちゃん…感情に支配されるな。今は“かわす”時だ
現れたのは、心の中のヒーロー、シン・ツヨシ。

沈黙には沈黙で応えるのも一つの選択。
相手が落ち着くまで、そっとしておけ。

でもさ、何も言わずに無視されるのって…しんどいやん

分かっている。だが、今は耐えろ。無理に突破するな。

・・・・わかった。受け流すわ。
■とーちゃんの選んだ対応

あの…なんかあったら言ってな

・・・・別に

(うん、やっぱダメか)
それ以降は、ムリに会話しようとはせんかった。
洗い物だけ黙って片付けて、子どもたちをお風呂に入れて、
とにかく“家庭業務”を粛々とこなした。
夜になって、とーちゃんは自分にこう言い聞かせた。
「もう今日は無理せんとこ。話す元気もない」
そして、鬼嫁ちゃんがソファでスマホを見てる間に、ひとりキッチンでコーヒーを入れた。
それが、とーちゃんなりの“そっとしとく”やった。
■“そっとしとく”のすすめ
無言の圧に対しては、つい何かアクションを起こしたくなる。
「なんで怒ってるの?」って聞きたくなるし、
謝ってでも空気を戻したいって思う時もある。
でもな、それが逆効果な時もあるんや。
ちょっと声をかけて、それで反応が薄かったら、
それ以上は踏み込まんでええ。
“そっとしておく”って、決して逃げじゃない。
自分の心を守るための、立派な“とーちゃんスキル”や。
■まとめ:沈黙の裏側にあるもの
- 無言の圧=言葉にされへん不満、感情の壁
- 無理に突破せず、あえて“そっとする”選択もアリ
- 自分の心を守る対応こそ、長期戦を乗り切るカギ
- シン・ツヨシの言う通り、ヒーローは“戦うだけ”やない

今日も、なんとか乗り切ったな…
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■次回予告
『GW初日、家族サービスの裏に潜む“とーちゃんの孤独”とは?』
子どもたちは笑ってる。鬼嫁ちゃんはスマホをいじってる。
その中で、とーちゃんは誰にも気づかれず、ひとり運転し、気を使い、気を張り続けていた――。
連休初日に訪れる“とーちゃんの孤独”の正体とは?
連休中に何度も訪れる“小競り合い”にどう向き合うか、とーちゃんの対処法を公開!

孤独なのはグルメだけにしてほしいぜ。

腹が・・・減った・・・
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