「小学生のスマホって、1日何時間までにしたらいいんやろ?」
1時間なら大丈夫なのか、2時間までなのか。平日と休日で変えた方がいいのか。子供にスマホを持たせると、利用時間をどこまで制限するかは迷いやすいところです。
鬼嫁ちゃん「小学生は2時間まで」って聞くけど、スマホだけで2時間なん?



そこが一番勘違いしやすいところや。まず2時間の意味から確認しよう。
小学生の「スマホだけ」を一律で1日1〜2時間までにする、という公的な基準があるわけではありません。厚生労働省が示している「2時間以下」は、テレビ視聴、ゲーム、スマホ利用などを含むスクリーンタイムについての目安です。
- スマホだけを一律1〜2時間までとする公的基準ではない
- テレビ・ゲーム・スマホなどを含むスクリーンタイム2時間以下が一つの目安
- 小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保する
- 睡眠、宿題、食事、運動を先に確保して家庭ルールを決める
- 必要ならスクリーンタイムやFamily Linkで時間管理を補助する
我が家では、小学5年生の長男が子供専用のHamic MIELSを使っていますが、「1日○時間まで」という制限は設けていません。習い事や一人で外出するときには5時間ほど持って出ることもありますが、家ではほとんど使わず、連絡や位置確認、防犯が主な用途だからです。
「何時間が正解か」だけではなく、何に使っているか、睡眠や生活を邪魔していないかまで見て決めることが大切です。
この記事では、公式情報と我が家の実体験をもとに、平日・休日の決め方、時間を守れないときの対応、iPhone・Androidでの制限方法まで順番に整理します。
小学生のスマホは何時間?まず知っておきたい2時間の意味


小学生のスマホ時間を調べると、「1日2時間まで」という数字をよく見かけます。ただ、この2時間をそのまま「スマホは2時間まで」と受け取るのは正確ではありません。
スマホだけを1日1〜2時間という基準ではない
厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023では、小・中・高校生について、1日60分以上からだを動かし、スクリーンタイムを2時間以下にすることが推奨されています。
ここでいうスクリーンタイムには、テレビ視聴、ゲーム、スマホ利用などが含まれます。
「小学生のスマホは1日2時間まで」と置き換えないように注意してください。スマホだけではなく、複数のデジタル機器を含めたスクリーンタイムについての目安です。
| 数字 | 意味 |
|---|---|
| 2時間以下 | テレビ・ゲーム・スマホなどを含むスクリーンタイムの目安 |
| スマホ○時間まで | すべての小学生に共通する一律の公的基準は確認できない |
10歳以上の小学生はスマホでのネット利用が平日平均109.1分
こども家庭庁の令和7年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」では、10歳以上を対象とした調査のうち、スマートフォンでインターネットを利用している小学生415人の平日平均利用時間は109.1分でした。



ほな、109分くらいにしとけばええってこと?



平均は「実際に使われた時間」。おすすめ時間とは意味が違うぞ。
- 109.1分は実際の利用状況を調べた平均
- 2時間以下はスクリーンタイムについて示された目安
- どちらも「スマホは○時間が正解」という意味ではない
平均より短いから安心、平均を超えたから問題とは判断できません。実際には、スマホによって睡眠や宿題などが削られていないかまで確認する必要があります。
- スマホのために寝る時間が遅くなっている
- 宿題や翌日の準備が後回しになっている
- 食事中もスマホから離れられない
- 決めた時間を何度も超えている
確認先:こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」
スマホ時間は平日と休日でどう決める?


平日と休日では生活の流れが違うため、スマホ時間まで必ず同じにする必要はありません。ただ、「平日は1時間、休日は2時間」と数字から決めるより、生活に必要な時間を先に確保してからスマホ時間を考える方が決めやすいです。
まず9〜12時間の睡眠時間から逆算する
厚生労働省の睡眠ガイド2023では、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。スマホを何時まで使わせるかを先に決めるのではなく、起きる時間から必要な睡眠時間を逆算して、寝る時間を先に決めます。
スマホ時間を確保するために睡眠を削る順番にはしないでください。利用時間より、まず睡眠時間を守ることを優先します。
宿題・食事・入浴・運動などの時間を先に確保する
睡眠の次に、学校、習い事、宿題、食事、入浴、運動、家族との時間を入れていきます。残った時間を見てから、娯楽としてスマホをどこまで使うか決めます。
- 起床・就寝時間を決める
- 学校・習い事の時間を入れる
- 宿題・食事・入浴の時間を確保する
- 運動や家族との時間も考える
- 残った時間の中で娯楽利用のルールを決める





最初にスマホ時間だけ決めると、必要な時間が後回しになりやすいで。
休日も単純に平日の2倍にはしない
休日は学校がない分、スマホやゲームを使える時間が増えやすくなります。ただし、「平日1時間なら休日は2時間」と機械的に増やす必要はありません。
外出する日、家で過ごす日、習い事がある日では自由時間も変わります。休日も時間だけを見るのではなく、その日の生活が崩れていないかを基準に調整します。
ゲーム・動画・LINE・学習は同じ時間に含める?


スマホ時間を決めるときに迷いやすいのが、「何を同じ時間として数えるのか」です。ゲームを1時間するのと、学校の調べ物を1時間するのでは、家庭での扱いを同じにする必要があるのか迷うと思います。
娯楽のスクリーンタイムは端末をまたいで考える
スマホを30分しか使っていなくても、その後テレビで動画を2時間、ゲーム機でゲームを2時間していれば、画面を見る時間全体はかなり長くなります。
スマホだけ短く制限するのではなく、テレビ・ゲーム機・タブレットまで含めた使い方を見ることが重要です。
連絡・防犯・調べ物・学習は目的を分けて把握する
家庭のルールを作るときは、ゲームや動画などの娯楽と、連絡、防犯、調べ物、学習などを分けて把握すると、何に時間を使っているのか分かりやすくなります。
- ゲーム・動画:家庭で決めた娯楽時間の範囲で使う
- LINE:必要な連絡はできるが、夜遅くは使わない
- 親子連絡:必要なときに使う
- 調べ物・学習:何に使ったのかを確認する
厚生労働省の「スクリーンタイム2時間以下」について、学習や連絡なら含めなくてよいと明記されているわけではありません。家庭で何を制限するかという話とは分けて考えます。
スマホを持っている時間と使っている時間は違う
これは我が家の長男を見ていて特に感じるところです。現在小学5年生で、子供専用のHamic MIELSを使っています。
習い事や一人で外出するときには、大体5時間ほど持って出ることがありますが、5時間スマホを使っているわけではありません。



家ではほぼ触らへんから、持ってる時間だけ見たら全然違うねん。
- Hamic:外出時の連絡・位置確認・防犯
- ゲーム・動画:テレビ
- 調べ物:家族共有のiPad
- 学習:iPadまたは学校支給タブレット
我が家ではテレビやiPadまで含めた1日のスクリーンタイムを計測していないので、「全部合わせても2時間以内」とは言えません。だからこそ、スマホだけの数字を見て判断しないようにしています。
我が家はスマホの時間制限をしていない


我が家では、長男のHamic MIELSに「1日○時間まで」という時間制限を設定していません。平日と休日でルールを変えることもなく、何時まで使っていいという決まりもありません。



時間制限なしで、ほんまに困ってへんの?



今は困ってへん。ただ、使い方が変わればルールも変えるつもりやで。
Hamic MIELSは娯楽より防犯と連絡がメイン
我が家ではHamicを「スマホ」というより、防犯端末に近い感覚で使っています。
- 外出中に親子で連絡を取る
- 今どこにいるのか確認する
- 何かあったときに防犯ブザーを使う
- 防犯ブザー作動時の録音や親への通知を使う
ゲームや動画を見る端末として使っていないので、今のところ厳しい時間制限が必要な状態になっていません。
「我が家は制限していない=時間制限は必要ない」という意味ではありません。ゲーム、動画、SNSを長時間使う場合は、同じ運用が合うとは限りません。
決めているのは充電と寝室へ持ち込まないこと
- 寝る前に忘れず充電する
- 寝室には持ち込まない
利用時間そのものより、必要なときに使える状態にしておくことと、寝る場所へ持ち込まないことを重視しています。時間切れがないので延長を求められることもなく、隠れて夜中に触ったり、取り上げて怒ったりした経験もありません。
時間制限が必要かどうかは、学年だけでなく「その端末を何に使っているか」まで見て決めます。
子供がスマホの時間を守らないときはどうする?


時間を決めても、「もうちょっとだけ」「友達と話してる途中」となり、なかなか終われないこともあります。この場合は、最初からスマホを取り上げるのではなく、なぜ時間を超えるのかを先に確認します。
まず実際の利用時間と使っているアプリを確認する
「スマホばっかり触っている」と感じても、友達との連絡が長いのか、ゲームなのか、動画なのかで対応は変わります。iPhoneのスクリーンタイムやAndroidのFamily Linkを使えば、利用時間やアプリごとの使用状況を確認できます。
「あと少し」が起きる場面までルールに入れる
例えばゲームの途中で時間切れになれば、「今すぐやめて」と言われても終われない場合があります。単に「1日1時間」と決めるだけでなく、終わり方まで決めておくと揉めにくくなります。
- 何時、または何分まで使えるか
- 時間が近づいたら新しいゲームを始めるか
- 必要な連絡中ならどうするか
- 延長を認めるのはどんな場合か
- 守れなかったときはどうするか
何度も守れない場合は端末側の制限を使う
話し合っても何度も時間を超えるなら、約束だけで管理することが難しくなっている可能性があります。その場合は、スクリーンタイムやFamily Linkで端末側から制限できます。


端末の制限は罰として使うのではなく、決めたルールを守りやすくする補助として使います。
親だけ例外に見えないルールにする
子供に「食事中はスマホ禁止」と言いながら、親だけずっと画面を見ていれば、子供からすると納得しにくいこともあります。すべてを同じにする必要はありませんが、食事中や寝る前など、家族で共通にできる部分は合わせる方法もあります。



子供だけ禁止にするなら、親も使い方を見直さなあかんな。
怒る・隠れて使うときは原因と環境を両方見る
時間切れになって怒ったからといって、それだけで「スマホ依存」と決めつける必要はありません。ゲームの途中だった、友達とのやり取りが終わっていなかった、上限時間が今の生活に合っていないなど、まず理由を確認します。
夜中に隠れて使うことが続くなら、約束だけに頼らない方がよいです。寝室へ持ち込まない、充電場所を決める、端末側で休止時間を設定するといった環境面も見直します。
iPhoneのスクリーンタイムとFamily Linkで時間制限する方法


子供だけで時間を管理するのが難しい場合は、iPhoneやAndroidに用意されている保護者向け機能を使えます。
iPhoneはスクリーンタイムで時間とアプリを制限できる
- デバイスから離れる時間を設定する
- アプリやカテゴリごとに利用時間を制限する
- 曜日に応じてスケジュールを変える
- 子供から追加時間をリクエストする
学校がある平日と休日で利用時間を変えるといった使い方もできます。
確認先:Apple公式「お子様のスクリーンタイムを設定する」
AndroidはFamily Linkで曜日別・アプリ別に制限できる
管理対象のAndroid端末やChromebookでは、GoogleのFamily Linkを使って利用時間を管理できます。曜日ごとに1日の上限を変えたり、対応する端末ではアプリごとに利用時間を設定したりできます。
普段の設定を変えず、その日だけ利用可能時間を追加する「ボーナスタイム」もあります。
| 主な機能 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 利用状況の確認 | スクリーンタイム | Family Link |
| 利用時間の制限 | 設定可能 | 設定可能 |
| アプリ別制限 | 設定可能 | 設定可能 |
| 曜日別の調整 | 設定可能 | 設定可能 |
| 追加時間 | 追加時間をリクエスト | ボーナスタイム |
OSのバージョン、端末、子供のアカウント設定によって利用できる機能や画面が異なる場合があります。設定時はApple・Googleの最新公式情報も確認してください。



約束だけで無理なら、スマホ側にも手伝ってもらえばええんやな。
親子で使っているOSの組み合わせによって、管理のしやすさにも違いがあります。


夜中のスマホを防ぐなら寝室へ持ち込ませない


スマホの利用時間そのものと同じくらい気をつけたいのが、寝る前や夜中の利用です。夜になってから動画やSNSを見始めると、利用時間だけでなく就寝時間まで遅くなることがあります。
寝る時刻から逆算して利用を終える
厚生労働省の睡眠ガイドでは、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。「夜何時までスマホを使っていいか」だけで決めず、翌朝起きる時間から逆算します。
スマホの時間を増やすために、睡眠時間を削らないことを優先します。
充電場所を寝室以外に決める
厚生労働省の睡眠ガイドでは、デジタル機器を寝室へ持ち込まず、電源を切って別の部屋に置くことも勧めています。
我が家でも長男のHamicは寝室へ持ち込ませていません。寝る前に充電するルールなので、自然と寝室の外へ置く形になっています。



手元になかったら、夜中になんとなく触ることもできへんからな。
「夜は使わない」だけでなく、「どこに置くか」まで決めると実行しやすくなります。
「スマホ依存」と「使いすぎ」は同じではない


スマホを長く使っていると、「これってスマホ依存なんかな」と心配になることもあります。ただ、利用時間が長いという理由だけで、医学的な意味での依存と判断することはできません。
長時間使っただけで依存とは判断できない
「2時間を超えたから依存」「取り上げたら怒ったから依存」と、1つの行動だけで決めつけないでください。
「スマホ依存」という言葉は日常的によく使われますが、記事上の簡単なチェックだけで診断するような扱いはできません。
利用時間だけでなく生活への影響を見る
- スマホのために睡眠時間が減っていないか
- 宿題や学校生活へ支障が出ていないか
- 家族との時間が大きく減っていないか
- 本人が利用をコントロールできなくなっていないか
ゲーム障害にはWHOの定義がある
WHOはICD-11でゲーム障害を定義しています。ゲームをコントロールできない状態、ほかの活動よりゲームを優先する状態、悪影響があっても続ける状態などがあり、生活の重要な場面で大きな支障が出ていることも判断材料になります。
一般的な「最近スマホやゲームを使いすぎている」という状態とは同じ意味ではありません。
スマホルールは兄弟で同じにする必要はない


兄弟がいると、「お兄ちゃんは2時間なのに、なんで自分は1時間?」と差が気になることもあります。ただ、端末を持たせている目的や生活状況が違えば、ルールまで必ず同じにする必要はありません。
年齢だけでなく端末の用途と生活状況に合わせる
我が家には4人の子供がいますが、現在専用端末を持っているのは小学5年生の長男だけです。小学3年生の次男、小学1年生の長女、年中の三男には専用端末を持たせていません。
一方、兄弟みんなで使うiPadが1台あり、必要なときはLINE通話や調べ物などに使っています。兄弟全員に同じ端末、同じ時間を与えるのではなく、今必要な機能に合わせて使い分けています。
進級や使い方が変わったときに見直す
今は問題なく使えていても、学年が上がってLINEを使う機会が増えたり、ゲームや動画を見るようになったりすれば、今までのルールでは合わなくなることがあります。
- 進級・進学したとき
- 新しい端末へ変えたとき
- LINEやゲームなど使う機能が増えたとき
- 約束を守れないことが増えたとき
- 睡眠や宿題に影響が出てきたとき
こども家庭庁も、家庭内でインターネット利用のルールを話し合い、定期的に見直すことを案内しています。一度決めたルールを固定するのではなく、子供の成長や使い方に合わせて変えていきます。
確認先:こども家庭庁「令和8年 春のあんしんネット・新学期一斉行動」
小学生のスマホ時間制限でよくある質問


【まとめ】小学生のスマホ時間は「スマホだけ」で考えない


小学生のスマホ時間を考えるとき、「1日何時間まで?」という数字が気になるのは当然です。ただ、スマホだけを見て時間を決めると、テレビやゲーム、タブレットなどを含めた実際の生活が見えにくくなります。
- スマホだけを一律1〜2時間までとする公的基準ではない
- テレビ・ゲーム・スマホなどを含むスクリーンタイム2時間以下が一つの目安
- 小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保する
- 平日・休日とも生活に必要な時間を先に確保する
- 端末を何時間持っていたかより、何に使ったかを見る
- 守るのが難しければスクリーンタイムやFamily Linkも活用する
- 進級や使い方の変化に合わせてルールを見直す
我が家では、長男のHamicに細かい時間制限を設けていません。それでも今のところ困っていないのは、ゲームや動画を見るためではなく、外出時の連絡、位置確認、防犯を中心に使っているからだと思っています。



使い方が変わったら、我が家もルールを変えるつもりやで。
「何時間が正解か」だけを探すより、子供の睡眠や生活を守れているかを見ながら、その家庭で続けられるルールを作ることが大切です。









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